3連休が終わり、お休み気分はずいぶんとなくなりました。
当社も現場を御殿場に移し、寒さの厳しい中工事を進めております。
さて、今回は年末に工事をした戸袋鏡板の張替工事の様子をアップします。
社名に塗装とつくので他の工事ができることを伝えると驚かれることもありますが、建築改修工事には色々なことがつきものなので、当社では様々対応をしております。塗装屋ではなくメンテナンス屋と自負している由縁でもあります。
通称「塗装以外にこんなこともしてるんですシリーズ」です。
まずは施工前の様子です。
拡大していただくとよくわかるのですが、戸袋の鏡板が錆びてしまっています。
施主様のお宅が海からかなり近く、塩害が深刻な地域でもあります。お話では新品のアルミの物干し竿が1年で錆びて折れるほどだそうです。
戸袋はというと芯から錆びてしまっており、塗装をしてもすぐに錆が発生することが予想されます。
塗装をしても効果が薄いため、張替をさせていただきました。
とはいったものの、現在の住宅は、雨戸からシャッターに切り替わっており、数十年経ったお宅の雨戸や戸袋は終売しているケースが多くあります。
今回もそうでした。幸い雨戸は戸袋の中にあったため錆は発生しておらず、戸袋だけの張替です。
当社ではL字アングルと板金を使用し、戸袋の張替をしております。
L字アングルを加工し、板金とともに戸袋枠にビスで止めます。
で、完成です。
金属に錆が発生している場合、程度によりますが、錆を取り除く、錆固定剤を塗るなどの処置をしないと塗装をしても早々に再発することもありますし、それらの処置をできない状態になっていることもあります。
一軒一軒で症状や環境も違いますので、どのお宅でも絶対この方法が良いという工法はないと思います。
また工法によってコストも違います。
様々な要素を加味して、それぞれのお宅に合った方法を検討されることをお勧めします。